『虎に翼』の第19週「悪女の賢者ぶり?」の意味・あらすじ・感想

あらすじ、感想、評価

2024年NHK連続テレビ小説『虎に翼』。

日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。

困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。

 

戦争によって、航一が背負っていた苦しみに寄り添いたいと思うようになった寅子。

二人の関係は、グッと近づきました。

佐田家には、稲が手伝いに来るようになり、寅子と優未の溝も、徐々に埋まってきましたね。

一方、森口美佐江は補導され、寅子も対応に悩んでいました。

そして、最後(95話・金曜日)には、航一と寅子は、「永遠の愛を誓わない」お付き合いをすることになりました。

そんな第19週を見逃した方、もう一度おさらいしたい方必見!!

最後まで、読んでくださいね。

 

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\この記事からわかること

★『虎に翼』 第19週サブタイトルの意味
★『虎に翼』 第19週あらすじ・感想
★『虎に翼』 第19週まとめ・今後の展開予想

 

『虎に翼』の第19週サブタイトル「悪女の賢者ぶり?」の意味は?

「悪女の賢者ぶり」(あくじょのけんじゃぶり)とは…

心の悪い女が賢人のふりをして外見を装うこと。餓鬼の断食。乞食の断食

この悪女とは、誰なんでしょう?

今週の放送では、森口美佐江?という感じですね。

美佐江が登場したり、寅子に見せる不気味な笑顔は、背筋が凍りつきます。

しかも、ライトハウスで勉強している時は、隣にいる男子学生に勉強を教えたり、東大に合格したりと利発ぶりを発揮するあたりは、賢者そのものですね。

 

『虎に翼』の第19週のあらすじ

【 航一の想い 】

「総力研究所」にいた航一は、戦後も苦しみを背負っていました。

寅子は、その苦しみに寄り添いたいと思うが、その感情をうまく整理できない。

そのころ、新潟市内で、女子高生が売春をしているという事件が発生。

そのうちの一人が、森口美佐江であり、事件に深くかかわっているのではないかという、疑惑持ち上がります。

寅子を訪ねてきた美佐江は、事件とは無関係だと否定しますが、寅子は美佐江に心を開いてもらおうと努める。

しかし、寅子の対応は失敗し、真相がわからないままとなった。

休日、寅子が自宅で、美佐江への対応を間違えたと気落ちしているところに、航一が訪ねてきます。

何も言わず書類を読む航一と、家事をこなす寅子は、何も会話がなかったけど、そこには、和やかな空気が流れ、寅子の気持ちを軽くしていきました。

 

【 優三からの手紙 】

寅子が仕事から帰ると、予想していなかった人の突然の訪問に喜びを爆発させます。

花江が、東京から訪ねてきました。

その日の晩は、稲や優未も加わり、4人で楽しく食卓を囲みました。

優未と稲が寝付いてから、花江と寅子は久々の「女子会」です。

起きてきた優未から、手作りのお守りに入っていた、優三からの手紙の存在を知らされます。

自分のことばかりを気遣う内容に、涙が止まらない寅子。

優三の分も優未を愛することが、自分のやることだったと改めて感じます。

そのころ、ライトハウスでは、涼子が航一に、「恋愛ごとの機微のようなことには無頓着なの。ですから、後悔なさらぬように」と助言しました。

一方、「友情結婚」をするという、書記官の高瀬と小野に対し、自分の過去の結婚と重ねたていた寅子は、慎重に考えた方がいいと、忠告しましたが、最終的には、二人の好きにしたらいいと言います。

 

【 永遠を誓わない愛 】

ある、雨の日の夜。

列車が止まり、帰れなくなった寅子は、今の気持ちを正直に航一に告げます。

「優三さんを今も愛している。これからもずっと愛し続けたい。だから彼以外に誰かを愛したりしてはダメなんです」

航一も、同じように想いを告げます。

「今は蓋をして余生だと思って生きていました。それでもあなたといると蓋がはずれてしまう」

雨もやみ、帰ろうとする二人。

雨で滑る廊下で、航一が大コケし、手を差し伸べた寅子の手を取り「永遠を誓わない愛」、「私たちが欲する最適なもの」約束するのでした。

 

『虎に翼』の第19週の感想

「悪女の賢者ぶり?」というサブタイトルながら、たくさんの「愛」再確認した週でした。

優未のことを、優三さんの分まで愛して抱きしめたり、優三さんからの手紙を発見して、大きな愛に大泣きしたり。

そして、お互いに亡くした配偶者のことを、想いながらも、「永遠を誓わない、だらしない愛」を航一さんとも誓いましたね。

優三を想いながらも、航一にひかれていく寅子。

優未の「お母さんが、誰のことを好きでも嫌いでもいいけど私のせいにしないでって言ってるの」という、大人びたセリフには驚きました。

優未も、寂しい思いをしたけど、新潟に来て大きく成長しましたね。

 

とても感動の優三さんの手紙↓↓

トラちゃん

もしトラちゃんのもとに変えることができなかったら、そう思ってこの手紙をしたためています。

僕の望みは前に話したけれど、もう一つだけ望みを増やしてもいいですか。

弱音を吐くことができる人、正しくないトラちゃんを好きでいてくれる人を見つけてください。できれば、心から恋して愛する人を見つけてください。

でも、見た目とか甘い言葉をささやく相手に騙されちゃいけない。トラちゃんと優未をスンとさせる相手はダメ。トラちゃんと優未を縛る相手もダメ。トラちゃんと優未の笑顔を奪う相手はダメ。トラちゃんを心底愛せない相手はダメだ。でも、その人を前にして胸が高まって仕方ないのなら、その人が好きなら、今書いたことも、僕も、すべて忘れて、その人のもとに飛んでいってほしい。

トラちゃん、自分を信じて。そんなトラちゃんを僕は信じる。優未もお母さんを信じて。優未のことをずっと見守っているよ。二人のことを誰よりも何よりも一番愛しています。

優三さんからの手紙、あまりにも感動して号泣したので、文字に起こしてみました。

言うことありませんね(泣)

手紙には、「見た目とか…」って書いてあったけど、航一さんは「見た目」の部類ではないか!とツッコミ。

そうかと思うと、最終日には、航一と寅子の二人でズッコケを繰り返し、中学生並みのぎこちないキスシーンに、ほっこりしました。

寅子の直道のものまね「俺はわ・か・あ・て・い・た」。

久々に、直道さんを思い出し、噴き出した!!そして、その後の花江の返しも見事でした。

「やめてよ!」「まあ、似てるけど」

ほぼ、アドリブのような二人のやり取りは、もはや夫婦のような関係ですね。

笑いあり、涙あり、これぞ「虎に翼」だな~と思う週でした。

 

 

『虎に翼』の第19週の「悪女の賢者ぶり?」感想まとめ・今後は?

「高瀬と小野」、「寅子と優未」、「寅子と航一」、そして「寅子と優三」。

悪女=美佐江?の存在も忘れそうなぐらい、それぞれの愛溢れる週でした。

最後には、「永遠を誓わない、だらしない愛」を誓い合って、そして、来週には「再び東京編」が始まります。

寅子の邁進、懐かしい東京の人たちに会える、何よりも航一と寅子の「永遠を誓わない愛」の行く末が楽しみ!!

星家の登場や、直明の彼女…新しいキャストや、成長した子どもたちが、どのように物語を盛り立てるのか、期待!!

寅子と花江の夫婦のような、掛け合いも増えるかも~

 

今回は、「虎に翼」の第19週のあらすじと感想でした

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これからも、アップしていきますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

では、また~(^_-)-☆

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