2024年4月から始まった、NHK連続テレビ小説『虎に翼』。
日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。
困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。
放送開始後の視聴率推移も、右肩上がりで好調なスタートを切っています。
SNSの感想や口コミも、かなり評価が高い!!
今回は、第1週~3週までの、視聴率・レビュー・ネタバレ、また、歴代の朝ドラ視聴率との比較などを合わせて、まとめてみました。
この記事からわかること
★「虎に翼」の放送開始からの視聴率推移・歴代朝ドラとの比較 ★歴代朝ドラの視聴率 ★「虎に翼」のあらすじ・ネタバレ
『虎に翼』の視聴率推移・歴代朝ドラとの比較
「虎に翼」は大正から昭和にかけて、当時は女性に開かれていなかった、法曹界への扉を開いた、三淵嘉子さんをモデルにしたドラマです。
重くなりがちなリーガルストーリーを、元気いっぱいに、伊藤沙莉さん(主人公・猪爪寅子)が演じています。
初回の視聴率は16.4%と、なかなか好調な滑り出しで、第3週までの視聴率も、16%台後半で推移しています。
ちなみに、歴代の朝ドラの視聴率と比較してみましょう
年度 | タイトル | 初回視聴率 | 最高視聴率 | 平均視聴率 |
2024年 | 虎に翼 | 16.4% | ||
2023年 | ブギウギ | 16.5% | 17.3% | 15.9% |
らんまん | 16.1% | 19.2% | 16.6% | |
2022年 | 舞い上がれ! | 16.3% | 16.69% | 15.6% |
ちむどんどん | 16.7% | 17.6% | 15.8% | |
2021年 | カムカムエブリバディ | 16.4% | 19.7% | 17.1% |
おかえりモネ | 19.2% | 19.2% | 16.3% | |
2020年 | おちょやん | 18.8% | 18.9% | 17.4% |
エール | 21.2% | 22.1% | 20.1% |
前作の、「ブギウギ」初回視聴率の16.5%には、わずかに及びませんでしたが、番組やSNSに寄せられる視聴者の感想を見ても、高評価であることから、今後の伸び率は期待できると思われます。
番組やSNSには
「リーガルドラマとして観るとかなり観やすくておもしろい」、「老若男女問わず是非観てほしい作品」、「社会の不条理に、はて?とはっきり言う寅子には、とにかくスカッとする」
などなど、男女差について考えさせられたり、忖度がないところに胸のすく思いがしたりと、全体的に高評価な印象です。
そこで、第1週~第3週のあらすじと、視聴率をまとめてみました。
『虎に翼』の週ごとの視聴率・あらすじ・ネタバレ
第1週目「女賢しくて牛売り損なう?」
放送回 | 放送日 | 世帯視聴率 |
第1話 | 4月1日 | 16.4% |
第2話 | 4月2日 | 16.4% |
第3話 | 4月3日 | 16.5% |
第4話 | 4月4日 | 16.0% |
第5話 | 4月5日 | 15.8% |
女賢くして牛売り損なう
※女が利口な様子をしてでしゃばると、利口のようでもかえって浅知恵を見透かされて、事を仕損じるというたとえ
あらすじ・ネタバレ
第1週では、女の幸せが「結婚である」ということを決めつけられることに疑問を持つ寅子。
お見合いを繰り返すも、その気がないので、失敗の連続です。
お母さんのはるさん(石田ゆり子)は「頭のいい女が確実に幸せになるためには、頭の悪い女のふりをするしかないの」と、寅子に、進学をあきらめるよう、説得します。
この一言は、副タイトル「女賢くして牛売り損なう?」につながりますね。
第1話では、お見合いから逃げるための口実として、「梅丸歌劇団に入ろうかと…」と寅子。
んんん…?「梅丸歌劇団」?
梅丸歌劇団といえば、前作の『ブギウギ』の主人公・福来スズ子が入団した劇団ですね~(^^♪
そして、寅子のお父さん・直言役の岡部たかしさんは、福来スズ子の実家・花湯に出入りしていた「あほのおっちゃん」です。
時代背景も似ているし、まるで、話が続いているかのような、朝ドラファンにとっては、なかなか気の利いた演出です。
第2週目「女三人寄ればかしましい?」
放送回 | 放送日 | 世帯視聴率 |
第6話 | 4月8日 | 16.3% |
第7話 | 4月9日 | 16.5% |
第8話 | 4月10日 | 16.1% |
第9話 | 4月11日 | 16.2% |
第10話 | 4月12日 | 16.7% |
女三人寄れば姦しい
※女性が3人寄れば、話に花が咲いて、にぎやかである
あらすじ・ネタバレ
はるさんの反対も解け、寅子は晴れて、明律大学女子部法科に入学します。
そこで、たくさんの仲間たちと出会いますが、その中に、人一倍弁護士を目指す気持ちが熱い山田よねは、「ヘラヘラしてうっとうしい」と言い放ちます。
3人どころか、4人集まったので、さらに「姦しい?」
猪爪家には、寅子の良き相談者の一人であり、本音で話ができる、佐田優三さん(仲野太賀)が下宿しています。
書生の優三さんは、お客さんや電話の対応がすぐにできるよう、玄関のすぐ近いところに部屋があります。
ある時、着替え中の優三さんに、寅子が目を向けると、不意を突かれた優三さんは、足がもつれて、転倒。
さらに、そこに寅子の親友の花江ちゃん(森田望智)が現れ、またもや転倒をするという、みごとな「ズボン芸」を披露しました。
このシーンには、SNSでも「太賀のサービスショット」「ドタバタする仲野太賀の演技最高」「今朝のズボン芸は後世に語り継ぎたい」など、絶賛のコメントが書き込まれました。
第10話では、16.7%という高視聴率をマークしました。
第1週を上回る視聴率は、口コミや感想の書き込みを見て、観てみようという視聴者が増えたのではないでしょうか?
第3週「女は三界に家なし?」
放送回 | 放送日 | 世帯視聴率 |
第11回 | 4月15日 | 15.6% |
第12回 | 4月16日 | 16.3% |
第13回 | 4月17日 | 16.9% |
第14回 | 4月18日 | 16.6% |
第15回 | 4月19日 | 16.9% |
女は三界に家なし
※女は幼少のときは親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子供に従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がないというたとえ。三界とは仏語で、欲界・色界・無色界(全世界という意味)
あらすじ・ネタバレ
動機の半分は結婚から逃れたく、大学へ進学した寅子や男爵家の桜川涼子とは違い、周囲とは熱量が違う、本気モード全開の山田よね。
よねは、育った環境や、今の境遇から抜け出すために、女を捨てて本気で取り組んでいました。
ぬくぬくと守られている寅子とは違い、自分の力で生きていかなければならなりません。
もしかしたら、男爵家の後継ぎとして育てられた、桜川涼子様も、「三界に家なし」かもしれません
そして寅子は、そんなよねの境遇を知ったことや、さまざまな人との出会いや経験を通じ、法律に対する考えや、弁護士像が見えてきて、寅子は「苦しい思いをしている人の思いに寄り添いたい、居場所を作りたい」と思うように…
この週では、明律大学女子部の宣伝のために、法廷劇を上演することになりましたが、男子学生から妨害があります。
このころは、学校ですら、女性の居場所はないようですね~
女性たちだけでなく、弱音を吐ける、身を落ち着かせることのできる居場所を作りたいという夢は、寅子の原動力となったのですね。
『虎に翼』の視聴率まとめ
初回から第3週までの、視聴率推移と、あらすじ・ネタバレをまとめてみました。
前作の「ブギウギ」の初回視聴率からややおとるものの、16.4%という好調なスタートの「虎に翼」。
第3週の放送終了時点で、16%台後半をキープしているので、世間でも、話題となって、広がっているのだと思います。
娘の幸せを強く願う、しっかり者のはるさんの悩める表情があったかと思えば、優三さんのコントのようなやり取りがあったりと、決して暗い・堅苦しいだけでない、時には笑って元気をもらえる、そして、現代の我々の心にも響く、そんなドラマではないでしょうか。
また、4週目以降も更新していきますね~
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また~(^_-)-☆
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