『虎に翼』の第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」の意味は?あらすじと感想

あらすじ、感想、評価

2024年NHK連続テレビ小説『虎に翼』。

日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。

困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。

 

第11週が終わったところで、なんとか、家庭裁判所が設立され、寅子は、最高裁判所家庭局事務官と、東京家庭裁判所判事補となりました。

久々に、大学の同窓生、よねと轟とも再会。

寅子は、戦争孤児を家に連れ帰り、猪爪家にも、一波乱ありました

そして、はるさんの身にも…

今回は、第12週の、あらすじ・レビューまとめましたので、新しい仕事に奮闘する寅子や猪爪家について、見ていきましょう。

見逃した方も、もう一度、振り返りたい方も、ぜひ、最後まで読んでください!!

 

\この記事からわかること

★『虎に翼』 第12週サブタイトルの意味
★『虎に翼』 第12週あらすじ・感想
★『虎に翼』 第12週感想まとめ・今後の展開予想

 

『虎に翼』の第12週サブタイトル「家に女房なきは火のない炉のごとし?」の意味は?

「家に女房なきは火のない炉のごとし?」(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)とは…

家に主婦がいないのは、炉の中に火がないのと同じで、大事なものが欠けて寂しいということ。

「炉」とは、いろり。

昔の日本では、屋内の床を切って、箱型とし、炭などで火をおこして、暖を取ったり、湯を沸かしたり、煮たきをする場所のこと。

そこに、火がなかったら、家の中はとても寒くて、寂しく感じられるものだったんですね。

戦前の法律では、ドラマでもあったように、結婚した女性は、男性の管理下に置かれ、「無能力者」なんて、言われていましたね。

ところが、実際には、火が灯っていない家の中は、とても殺風景で、温かみもなければ、食事すら事を欠いていたということです。

現代では、そのような暮らしはめったに見なくなりましたが、それでも、明かりがついていない家というのは、どこか物悲しく、寂しさを感じますね。

主婦でも主夫でも、どちらでもいいでしょうが、家に寝に帰るだけではなく、食事や団欒を楽しめる家がいい…ということですね。

道男も、生きていくだけでなく、「家族」というものに、飢えていたんでしょう。

 

『虎に翼』の第12週のあらすじ

【 寅子 裁判官に 】

昭和24年、正月。

寅子は、電報で多岐川に呼び出され、多岐川邸に向かいます

家庭裁判所における、五性格を唱えるため自宅庭で「滝行」をするのに、呼び出された寅子。

翌日、家庭裁判所開設記念式典が行われ、寅子は、その式典に訪れていた、最高裁判所長官の星朋彦から、最高裁判所家庭局事務官、そして、東京家庭裁判所判事補に任じられ、ついに、念願の裁判官となりました。

社会問題となっている、戦争孤児の問題に取り組む中で、ある少年・道男(和田庵)と出会います

スリをして、逃げる道男を追いかけていくと、カフェー「燈台」に。

 

【 再会 】

「燈台」には、「轟法律事務所」の看板が。

中に入ると、かつての同級生・轟太一と山田よねが、戦争孤児の世話をしながら、法律事務所を開いていました。

轟は、寅子との再会を喜びますが、よねは、妊娠を機に、弁護士の仕事を辞めてしまった寅子に「もうここにはこないでくれ」と、突き放します。

カフェーの外では、道男が、小橋と稲垣に凄んでいたので、寅子が止めに入っていると、轟とよねもやってきました。

「なんだ~!今日は同窓会か~!」と、再会を喜ぶ、稲垣と轟。

 

【 道男、猪爪家へ 】

警察による、孤児の一斉歩道が行われ、たくさんの孤児たちが、家庭裁判所に送られてきました。

寅子は、上野で出会った少年、道男を見つけ、しばらく、猪爪家で預かることにしました

猪爪家の、花江や子どもたちも、態度の悪い道男に、警戒はしますが、はるは、「人生持ちつもたれつ」といって、優しく迎え入れます。

昼間、女性だけになる家に、道男を居させることに、周囲は心配していました。

やはり、財布からお金を盗もうとしたり、花江に恋心を抱いたりと、トラブルがおきます。

はるが、道男に疑いの目を向けたことで、道男は出ていってしまいました

 

【 はるさんの最期 】

出ていった、道男を気にしていたはるさんは、心労がたたり、心臓発作で倒れてしまいます。

寅子は、道男を探しだし、はるに会わせると、はるは「悔いは何一つない」といい、寅子と花江に見守られながら、安らかに、息を引き取りました。

本当は、猪爪家の一員になりたかったと、本心を打ち明けた道男

そんな時、家庭裁判所で笹山(田中要次)と再会

再び、東京に戻り、寿司屋を再開するという笹山に、道男を住み込みで、働かせてくれないかと、提案。

道男も、自分で働き、生活をする道を選び、新たな一歩を踏み出しました。

次週では、寅子とともに学んだ、大庭梅子の家庭で、新たな問題が起きそうな感じです…

 

『虎に翼』の第12週の感想

多岐川からの呼び出しで始まった、なかなか強烈な、第12週。

しかし、寅子は念願の、判事補に!!!!

なんだかんだ、桂場は、約束を守り、寅子を陰ながら応援している!?人のようです。

轟とよねに再会したけど、喜ぶ轟に対して、よねは未だに過去のことが引っかかっているのか、しこりが残っているし、香子も、他人行儀だし、なんだかしっくりきません。

あらたに、道男という少年の登場で、猪爪家にも一波乱。

戦争孤児の、道男を家で預かることになったが…

檀さん・浦野さんからは「君は判事補なんだ。しかも家事部のね。少年部の事件にまで首を突っ込むなら、お手伝いはもう結構!」

小橋からも「なんで自分からどんどん問題を抱え込むかね~!」

道男を預かったけど、結局、世話をしたのは、はるさんとはなえさん

嫌な思いをしたのは、猪爪家の子どもたち

やはり、温かい食事や一家団欒は、道男も、心を開いてくれたように思えたけど、「おばさんきれいだな」という危険な風吹かせる道男をみると、多岐川のいう「軽率な判断だったかもしれん」というのも、腑に落ちます。

やっぱり、ちょっとこわい…自分が、出張に行っている間でも、轟法律事務所に、預かってもらったらよかったかも。

紆余曲折がありながらも、寿司職人・笹山さんに住み込みで、働かせてもらえるようになったのは、寅子の人徳と熱意、かも知れません。

本当は、道男も、花江さんのことを「女」として見ているというよりは、そばに置いてくれ、という気持ちでは?

花江の腕をつかんだ瞬間に、直人と直治に押し倒されて、殴られる道男

道男なら、こんな子ども2人を、ねじ伏せることは簡単なのに、それをしなかったのは、どこかに罪悪感があったのだろう。

はるさんが、道男を心配するあまり、とうとう倒れてしまいます。

勝手に息子と重ね合わせたのは私なのに…

道男にあんな目を向けてしまうだなんて。

直道と道男…

親としては、無理もありませんし、花江も、直道さんの服を着せて、重ね合わせた。

両者ともに、何かを求めあっていたってことなんだと思う。

道男も、笹寿司で更生して、猪爪家にお返ししてほしいですね。

なんだかんだ、寅子と猪爪家を支え続けた、はるさん。

天国で、優三さん、直言さん、直道さんと、これからの猪爪家を見守ってくださいね。

今週は、家庭裁判所判事補としての寅子の仕事奮闘と、猪爪家にもたらせた問題を軸に、描かれました。

 

『虎に翼』の第12週の「家に女房なきは火のない炉のごとし?」感想まとめ・今後は?

念願だった、判事補にもなり、目の回る忙しさの寅子

つい、家のことや子育ても、花江や直明にまかせっきりになってきました。

寅子の躍進は喜ばしいけど、家庭のことは、特に娘・優未のことは、目に入っていない様子。

今後は、優未の成長も気になるところです。

そして、よねや香子との関係は、修復されるのでしょうか?

次週は、大庭家の姑、常さん(鷲尾真知子)の登場で、こちらも一波乱ありそうです。

こわ~~~(^-^;

 

今回は、「虎に翼」の第12週のあらすじと感想でした

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これからも、アップしていきますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

では、また~(^_-)-☆

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