『虎に翼』の第14週「女房百日 馬二十日?」の意味は?あらすじと感想

あらすじ、感想、評価

2024年NHK連続テレビ小説『虎に翼』。

日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。

困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。

 

ラジオの出演や、「愛のコンサート」の大成功で、寅子は有名人となり、ますます大忙しです。

家庭裁判所も、家事部と少年部が協力するようになり、理想に近づきつつある時、恩師・穂高先生が亡くなれます。

そんな中、寅子の、運命の人となる、星航一さん(岡田将生さん)も、登場しました。

しかし、忙しい寅子と、娘・優未の間には、溝が…

理想に近づく仕事、恩師の死、新たな出会い、娘との溝…出会い・別れが盛りだくさんの第14週のあらすじ・レビューまとめました。

見逃した方も、もう一度、振り返りたい方も、ぜひ、最後まで読んでください!!

 

\この記事からわかること

★『虎に翼』 第14週サブタイトルの意味
★『虎に翼』 第14週あらすじ・感想
★『虎に翼』 第14週感想まとめ・今後の展開予想

 

『虎に翼』の第14週サブタイトル「女房百日 馬二十日?」の意味は?

「女房百日 馬二十日」(にょうぼうひゃくにち、うまはつか)とは…

どんなものでも、初めのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうたとえ。妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまうとの意。

おやおやおや~??ずいぶんな、言われ方です。

百日ってだいたい、3か月ちょっと。

1シーズンといったところですね。

確かに、1シーズン着た服など、次のシーズンになれば、また新しい服が欲しくなるものですが、それでも、中にはお気に入りの服やモノはあるわけで、年季が入ったものは、それなりに味わい深いものになります。

今でも、よく「古女房」なんて言葉も、使われますが、それなりに味わい深いし、長年連れ添うからこその、理解や思いやりが出てくるのでは?

 

 

『虎に翼』の第14週のあらすじ

【 有名人・寅子 】

家庭裁判所の活動を、広めるための「愛のコンサート」を成功させた、寅子。

茨田りつ子が「ぜひ、佐田寅子さんへ」とPRしたことで、寅子の知名度は、全国に知れ渡ることとなりました。

相談窓口も、寅子を指名する人で、ひしめき合います。

さらに、最高裁判所長官・星朋彦の著書の改稿作業も頼まれることに

 

【 運命の出会い 】

休み返上で、改稿作業を手伝うことになった寅子は、最高裁判官の部屋を訪ねます

そこで、星長官の息子・星航一(岡田将生)と出会います。

父と同じ、裁判官である航一は、なんとなくつかみどころがなく、会話も弾みません

やりづらいっ!!

しかし、航一は、すでに有名人である、寅子の存在を、知っていたようです。

 

【 親権争い? 】

そんなある日、寅子は、とある離婚調停を担当することに。

日本人の夫と、フランス人の妻との離婚調停ですが、なんと、一人息子の親権を、双方が持ちたくないと主張しています。

息子・栄二は、窃盗事件を3度も起こし、少年部で調査中

そんな、息子の親権を押し付け合う始末です。

少年部の檀さん(ドンペイ)にも相談に行きますが、何も語ろうとしない栄二の本心もわからず…

しかし、家事部と少年部が協力し、栄二とも対話をしたことで、栄二は、叔母の勝枝が監護者となることで、問題解決となりました。

このことを機に、家庭裁判所の理想に近づいたと感じる、一件でした。

 

【 穂高教授退官記念祝賀会 】

そんな中、恩師でもあり、法曹界へ導いてくれた、穂高教授の退官記念祝賀会が行われました。

寅子が、花束を渡すときになって、寅子は穂高教授にブチ切れ

穂高教授に「納得できない花束は渡さない」と、思いのたけをぶつけました

翌日、お互いの本心を伝えあい、和解する二人でした。

しかし、栄二の親権争いが終わったころ、穂高教授は亡くなられました。

葬儀後、酔いつぶれた桂場は、「法の秩序で守られた平等な社会を守る!つまり、穂高イズムだ!」と理想を語りました。

 

『虎に翼』の第14週の感想

今週は、新たに、岡田将生さん演じる、星航一が登場しました。

まだ、前半だけの登場で、物語の核とはなっていませんが、いずれ、再婚相手となる人なので、登場は増えてくるでしょう。

家庭裁判所の理想を掲げ、追い求めてきた寅子は、栄二の一件で、理想に近づいたように感じていましたが、娘の優未のことは、花江にまかせっきり…

優未が寝てから帰宅し、朝まで執筆作業に追われ、寅子のいない布団を寂しそうに見つめる優未を、心配する花江。

親子の間には、溝がどんどん深くなっている様子が、いい子を演じている優未から、感じられます。

花江の不安な表情からも、溝が読み取れますね。

寅子の中では、理想に近づくための仕事や、家族を支えている満足感が大部分を占めていて、家庭のことは頭の片隅の一部でしかありません。

優未が、寅子に見せた、テストの84点は、直前に、直人や直治と、何かこそこそしていました。

優未は「がんばったね~!すごいね!」の一言を、もらうために、「34点」を自分たちで工作していたかも知れません

寅子も、「仕事も家庭も子育ても、満点を求められる」ことに、限界を感じていたはずなのに、娘には、満点を求めてしまう。

しかし、これが父親だったら、ここまで気にはなっていない

女性だから?母親だから?という、性別役割の問題点も、織り込まれていると思います。

そして、今回の最大のはて?

わだかまりを抱えてはいたけど、法曹界の道へ導いてくれた恩師の最後に、なぜ、あんなに激怒の言葉を送ってしまったのか?

きっと、自分の目標とする道を与えてくれた、尊敬してやまない人が、老いを理由に、「自分は出がらし、雨だれの一つに過ぎない…」と認めてしまった穂高教授のことを、許せなかったのかもしれません

穂高教授には、もっと立派な言葉を後継者に送る、最後まで尊敬できる人であって欲しかった、という気持ちかもしれません。

でも、桂場の発言にもあったように、「穂高イズム」は、みんなの心に根付いていることでしょう。

常に、厳しい桂場さんの目指すものは、皆と一緒でした。

 

 

『虎に翼』の第14週の「女房百日 馬二十日?」感想まとめ・今後は?

第14週は、いずれ結婚する星航一との出会いあり、離婚を望む夫婦の離婚調停あり、優未との関係、出会いと離婚と親子関係を内容に盛り込むことで、夫婦関係や家族について、物語っていた週でした。

有名人になり、仕事では大躍進の寅子ですが、家庭、特に優未との間の溝は、どんどん深くなりつつある様子。

それには、寅子もまだまだ気が付きません。

花江も、寅子に言いたいけど、一家の大黒柱だし…

裁判官編になってからは、主な舞台が家庭裁判所でしたが、寅子と優未の関係性も盛り込むと、猪爪家が舞台となるシーンも増えるかもしれませんね。

航一とは、改稿作業も終わり、今は何もかかわりがないですが、再び二人の関係の発展も楽しみ!

 

 

今回は、「虎に翼」の第14週のあらすじと感想でした

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これからも、アップしていきますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

では、また~(^_-)-☆

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