2024年NHK連続テレビ小説『虎に翼』。
日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。
困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。
星家で暮らし始めた、寅子と優未。
しかし、航一の子どもたち、朋一とのどかとは、なかなかぎこちない雰囲気。
よそよそしい、雰囲気が星家の中を漂います。
一方、地裁では判事補の秋山は妊娠したことを、寅子に打ち明け、今後はどうするかの相談を受けます。
家庭も職場でも、過去の失敗を糧に、アドバイスをしていく寅子。
そんな第22週を見逃した方、もう一度おさらいしたい方、必見!!
最後まで、読んでくださいね。
『虎に翼』第20週から成長した優未役に新キャスト・毎田暖乃(まいたのの)登場!
\この記事からわかること/
★『虎に翼』 第22週サブタイトルの意味 ★『虎に翼』 第22週あらすじ・感想 ★『虎に翼』 第22週まとめ・今後の展開予想
『虎に翼』の第22週サブタイトル「女房に惚れてお家繁盛?」の意味は?
「女房に惚れてお家繁盛」(にょうぼうにほれておいえはんじょう)とは…
「なるほど…」
女房も、惚れこんでもらうためには、内面や家事を頑張るだけでなく、身なりをきちんと整え、笑顔を絶やさないようにしなくてはいけませんね。
ことわざではありませんが「亭主元気で留守がいい」といった言葉が、かつて流行語になりました。
どちらも、時代の世相を表しています。
『虎に翼』の第22週のあらすじ
【 星家での生活が始まる 】
昭和31年、寅子と優美は、星家で新しい生活をすることになりました。
航一と義母の百合は、喜んで受け入れてくれました。
しかし、航一の長男・朋一と長女・のどかは、二人を迎えたものの、違和感を感じていました。
そんな中、寅子は星家の家事を、百合に全部押し付けていることに、疑問を持ちます。
ある日の夜、遅くに帰った朋一は、食事は外で済ませたと言いました。
思わず寅子は、「外で食事をするなら、百合に連絡をした方が…」と苦言を口にしました。
ところが、朋一は「母親づらしないでほしい。家族のようなものは受け入れたが、それ以上は望まないで」と寅子に言い返しました。
航一は、自分もかつては寅子と同じように、溝を埋めることができると信じていた、でもできなかったと打ち明け、寅子は、一緒に溝を埋めようと励まします。
数日後、優未は中学の入学式の日を迎えました。
記念写真を撮るとき、航一と優未が手をつなぎます。
それの光景を見た朋一とのどかは、心穏やかではありません。
【 法律の勉強会 】
優未の入学式を終えた、寅子たちは、猪爪家に寄ります。
そこで、直明から「法律に興味を持つ中学生に勉強会を開いて欲しい」と頼まれます。
直明の頼みを快諾した寅子は、地裁での一室で勉強会を開きます。
勉強会には、稲垣や小橋も協力してくれました。
その勉強会で、男子学生から「女性は働かなくてもいいのに、そっちの方が得だろ」という意見が出ました。
返答に困っていると、小橋が「そうだよな」と男子学生に同意。
しかし、小橋の説得は、寅子たちを感心させました。
【 後輩判事の懐妊 】
勉強会が終わると、寅子を慕っていた、判事補の秋山が、妊娠したことを寅子に相談。
自分が妊娠した時のことを思い出した寅子は、出産した後もあなたの居場所は必ず守ると、約束しました。
しかし、その頃の育児休暇は、出産前後の6週間。
そこで寅子は、「育児のための長期休暇取得の提案書」を、最高裁事務総局に提出しようとします。
桂場に持っていくと、「時期早尚」と受け付けてもらえません。
女性の法曹が少ないことが理由でした。
しかし、労働環境の改善をすることで、女性が増えると信じる寅子は、職場環境の改善を求めて意見書を作り、仲間たちに署名を集めてほしいと呼びかけます。
要望を一蹴していた桂場も、最高裁事務局に声をかけていてくれ、決して無関心ではありませんでした。
【 麻雀対決 】
朋一が寅子と航一に心を開きだしたころ、深夜にのどかが警察に補導されました。
翌朝、朋一とのだかが口論をはじめ、のどかが家を出ていくと言い始めました。
そんなのどかに、優未は麻雀対決を申し出ます。
「私が勝ったら、のどかが自分たちを好きになれない理由を教えてほしい」と。
望むものがあるなら、麻雀で勝ったら与えると、かつて祖父(星朋彦)が決めていた、星家のルールです。
しかし、勝たなきゃと意気込んでいた優未は、麻雀の最中に腹痛を訴えました。
航一と寅子が、優未の心配をしているのを見て、のどかの怒りは頂点に。
のどかは、嫉妬をしているのでした。
航一は、朋一とのどかの二人に距離を置いていたことや、百合に二人を押し付けていたことを、詫びました。
百合も、前夫との間に子どもができずに、追い出されたが、星家で息子と孫を持つことができたこと、寅子と優未が自分を褒めてくれてうれしかった、と気持ちを打ち明けました。
それぞれが本音を言うことで、朋一とのどかは、心を開くようになり、百合の家事負担も減りました。
産休に入っていた秋山が出産し、仕事復帰に向けて子どもの預け先を探していると聞いた百合は、秋山の子どものベビーシッターを名乗りでました。
『虎に翼』の第22週の感想
いよいよ、寅子と優未は星家で暮らすことになりました。でも、朋一とのどかの目が怖い…
とはいえ、まだ大学生と高校生だから、すぐには受け入れられないでしょうね。
そもそも、百合さんのことを家政婦扱いし、「百合さん」と呼んでいるし、実の父親のことも「家に寝に帰るだけの人」なんて言葉が出るぐらいだから、星家の中にはあちこちに溝があって、心を開いていない。
しかし、そこは寅子!!
かつて、あちこちで溝を埋めてきた寅子は、自分の想いをぶつけるだけでなく、「家族のようなもの」を一旦、休止することで、解決に導きました。
優未も、逃げずに解決しようと行動したのは、さすが寅子の娘です。
それにしても、優未の制服姿、かわいかったね。花江も入学式に駆けつけたこともうれしい!
地裁での勉強会、久々登場の稲垣と小橋。
小橋がまた何か嫌みを言って、周りがはらはらするのかと思ったら、やっぱり、女性は働かなくていいじゃんという男子学生に、同調しだした。
おいおい…と思ったが、「そういう悔しさを弱いものに向けてはいけない、自分のことを見てくれる人もいるから」と男子学生を納得させた。
すげー!!小橋も大人になったよ!単純にうれしい。
秋山の妊娠がわかり、仕事やキャリアを諦めたくないと悩んでいる姿は、昔の寅子が、穂高先生から言われたことを思い出して、苦しさを推し量っていました。
怒った寅子が、病室を出たら、そこには桂場さん。
このシーンは、当時はカットされていたシーン?
でも、このタイミングで使ったのはよかったかも。
そして、女性たちのためにもっと平坦な道となるよう、桂場に直談判して、桂場さんもなんだかんだ、事務総局に手を回してくれていたようですね。
ライアンさんのような、寛容な人もいてほしいけど、やっぱり道を開き、それを確固たるものにしていくには、桂場さんのような壁も必要ですね。
竹もとの味を受け継ぐために、梅子さんにも厳しいのも、それですね。
しかし、桂場さん、食通ですな。
そして、寅子をはじめ、仲間や後輩たちが立ち上がります。
その時のバックに流れる音楽がかっこよかった。
『虎に翼』の第22週の「女房に惚れてお家繫盛?」感想まとめ・今後は?
星家の親子問題、家族のようなものも、一応決着がつき、家庭は平穏となりましたし、子どもたちも自立していきました。
第21週、第22週とも、夫婦同姓・別姓問題、女性の働く環境などを扱ってきて、まさに今だに議論されている問題を取り扱っていました。
今の日本社会に、突き付けている感じですね。
さて、来週はいよいよ原爆裁判が始まります。
非常に重いテーマですが、モデルとなった三淵嘉子さんが、最も心血を注いだ仕事の一つです。
戦後も、日本がずっと抱えてきた問題でもあるので、ドラマを観て、学べるといいですね。
予告では、雲野先生が倒れてしまいました。
残された人たちで、この裁判を戦ってほしいですね。
今回は、「虎に翼」の第22週のあらすじと感想でした。
これからも、アップしていきますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また~(^_-)-☆
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