2024年4月から始まった、NHK連続テレビ小説『虎に翼』。
日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。
困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。
放送開始後の視聴率推移も、右肩上がりで好調なスタートを切っています。
今回は、寅子と同じ明律大学の同級生、華族の桜川涼子の邸宅のロケ地について調べてみました。
酒に酔ったお母さん、モノ言えぬお父さん、そんな桜川家邸宅は、4代に渡り、政治家を生み出した、旧鳩山家(鳩山会館)でした。
詳しく見ていきましょう。
ぜひ、最後まで読んでください!
この記事からわかること
★「虎に翼」の桜川家とは? ★「虎に翼」の桜川邸宅のロケ地
『虎に翼』の桜川家とは?
「わたくし…」「よろしくってよ」「ごきげんよう」
服装から言葉づかいまで、全身に「華族の令嬢」オーラをまとった、桜井ユキさん演じる、桜川涼子。
男爵家でもある、桜川家の跡取り娘として、桐の箱に入れられたワイングラスのように、大事に大事に育てられ、ファッションや言動までもが、雑誌に取り上げられるほどの、有名人です。
海外で過ごした経験もあり、英語も堪能、成績も優秀。
英語レベルは、明律大学の入学式で、英語を織り交ぜ、スピーチされるほど。
いつ、どんな時も、お付きの玉さん(羽瀬川なぎさん)を伴って、行動しています。
そんな桜川家は、3代に渡り、男子が産まれず、娘が婿を取ってお家を存続させてきました。
涼子さんのお母さんも、そのうちの一人。
跡継ぎの重圧ストレスからか、昼間からお酒におぼる、アル中の母・桜川寿子を筒井真理子さんが、演じています。
華族の娘としての、振る舞いや心がけを、涼子さんに常に言います。
お付きの、玉さんが日傘をさしていますが、大学に行きだした涼子さんに、「ちょっと日焼けをなさったよう…自分の価値を下げてはだめよ…」と忠告。
それゆえに、涼子さんは結婚から逃れ、自由を手に入れたくて、明律大学に入学するのですが…
『虎に翼』の桜川家のお父さん・お母さん
桜川家は、お父さんの桜川侑次郎(中村育二)、お母さんの桜川寿子(筒井真理子)、そして桜川涼子(桜井ユキ)の3人家族。
3人といっても、それぞれに、お付きの人や執事なんかもいて、目視するだけでも+3人、ほんとうはここに、家事をする人たちがいるんでしょうけど…
お父さんは、入り婿で、お母さんより立場が弱い。涼子には放任主義の姿勢を見せ、「好きなように生きなさい」と言います。
お母さんは、桜川家の生まれで、娘の涼子にも早く結婚をして、自分と同じように、家を守ってくれることを望んでいます。
しかし、お父さんは、そんな家がイヤになり、失踪…。
一方、お母さんも、家柄を守る重圧があったのでしょうか?アルコール中毒で、昼間から浴びるように、お酒を飲み、ぐでんぐでんのご様子。
これらのことが重なり、涼子さんが高等試験を、受けることができず、弁護士の道を、泣く泣くあきらめた要因となります。
そんな、親子のやり取りや、家族の様子を描くシーンは、桜川家の暖炉のあるリビングが多いですね。
では、このお屋敷は、リビングだけのセットなの?と思いましたが、どうやら、東京にある、「鳩山会館」であることがわかりました。
『虎に翼』の桜川家のロケ地・鳩山会館
桜川家として、ロケ地に選ばれている、「鳩山会館」。
SNSでも、
「涼子さまのお屋敷の撮影は鳩山会館のようですね」「音羽御殿こと、鳩山会館」「録画で見たが、おっ、鳩山会館じゃないか。鳩山会館、すぐわかるな」「もう少しするとバラの美しい季節。久しぶりに音羽御殿行って見ようかな」
といった、反応がありました。
鳩山会館とは…
鳩山会館(旧鳩山邸)は、内閣総理大臣(第52~54代)を務めた鳩山一郎が1924年に建てた私邸です。
設計を手掛けたのは、大正・昭和初期を代表する建築家として知られる一郎の友人の岡田信一郎(1883~1932)で、その当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りの洋館は、アダムスタイルの応接室やイギリスの邸宅を思わせる外観など、その見どころは尽きません。中でも各所に装飾された鳩をモチーフにした煌びやかなステンドグラスは、日本を代表する作家「小川三知」の作品であり、現存する数少ない作品は高く評価されております。
また、綺麗に手入れされた英国風の庭園には90種160株もの薔薇があり、季節ともなればその妖艶な大輪が咲き誇り幻想的な景色がそこに繰り広げられます。引用:鳩山会館HPより
住所:東京都文京区音羽1-7-1
TEL:03-5976-2800
開館日:毎週火曜日~日曜日 10時~16時
鳩山会館は、東京文京区の音羽という場所にあるため、親しみを込めて、「音羽御殿」なんて、呼ばれています。
こちらは、同じくNHK朝ドラ「花子とアン」や、「花より男子」などでも、撮影に使われています。
鳩山邸は、1階南側にサンルームが設けられ、部屋と部屋を仕切る大きな折れ戸を開けると、2つの応接間・食堂・サンルームのすべてが1つの部屋のようにつながり、とても開放的な造りとなっています。
雰囲気は洋風ですが、この開放的な造りは、まるで和室の「続き間」のようで、当時の新しい技術が使われた、珍しいコンクリート造りです。
また、庭園には90種類160株ものバラが植えられ、見ごろには、まるで、バラに包まれながら、散策しているような感じです。
このバラの見ごろは、年に2回あり、
・春バラ…5月上旬から咲き始め、5月中旬から6月初旬が見頃
・秋バラ…10月下旬から咲き始め、11月中旬が見頃
と、なっているようです。
そのほかにも、桜やサザンカ、梅、つつじ、ミカン、夏みかん、タイサンボク、などが、四季折々に咲き競い、秋にはもみじの紅葉をはじめとする、木々の色付きに、見ごたえがあります。
『虎に翼』の桜川家のロケ地まとめ
華麗な暮らしぶりをしている、みんなの憧れ、桜川涼子。
しかし、その裏には、一般人にはわからない、苦悩がたくさんありました。
そんな様子を描く、桜川家のリビングは、東京にある「鳩山会館」で、撮影を行っていました。
歴史的な建築物と、見ごたえのある庭園。
ぜひ、みなさんも、一度足を運んで、「涼子様」気分を味わってみてはいかがでしょうか?
今回は、寅子の友人である、桜川涼子の邸宅、桜川邸のロケ地について、調べてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また、ロケ地について、発信していきますね。
では、また~(^^♪
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