2024年4月から始まったNHK朝ドラ「虎と翼」。女性で日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。
さて、今回は寅子たち、法律家を志した女性たちが集まる、明律大学の教授で、高名な法学者でもある、「穂高重親」(ほだかしげちか)について深~く掘り下げてみました。
なんと、穂高教授は「穂積重遠」という、実在のモデルがいました。
そして、この「穂積重遠」はかの有名な、渋沢栄一のお孫さんであったことが判明!
その重役をになっている、俳優・小林薫さんの魅力もお伝えします!
第一週目から登場している、穂高教授。
これはドラマを知るうえで、欠かせない存在ですので、ぜひ最後まで読んでくださいね~(^^♪
虎に翼の穂高教授とは?
とても優しいまなざしで、女子部の生徒たちを見守り、励ましの言葉をかけてくれる明律大学女子部の穂高教授。
穂高重親(ほだかしげちか)は高名な法学者で、明律大学女子部の立ち上げに尽力した人物で、女子教育にとても熱心な教授です。
寅子が女学校在学中に、同居している優三さんにお弁当を届けに行った明律大学で、寅子の話を真剣に聞いてくれ、才覚をいち早く見抜き、明律大学女子部への入学を強く勧めた先生です。
結婚することに納得がいかなかった寅子が、穂高先生との出会いで一気に弁護士への道を決意した、いわばキーマン的存在。
ひょうひょうとしておちゃめな一面も持ち合わせていますが、おおらかで何事にも動じず、寅子にとって生涯の恩師となる人物です。
どうもぎっくり腰に悩まされてますが…
これから幾多の困難や苦難の壁を乗り越える寅子にとって、とても重要で大きな存在となっていくでしょう。
虎に翼の穂高教授のモデルは?
穏やかな穂高教授には、ドラマの設定にほぼ近い、モデルとなる人物がいました。
その名も、穂積重遠(ほずみしげとお)。
大正から昭和にかけ、東京帝国大学教授や法学部長、最高裁判所判事を歴任し、「日本家庭法の父」と呼ばれています。
法曹界に大きな足跡を残しましたが、ドイツ・イギリス・フランス・アメリカに留学経験もあったためか、女性の権利の拡張や女性法律家の育成にも力を注ぎました。
実際に、明治大学女子部の創設に関わり、開校式では「民法改正審議に加えられる婦人法律家がわが国にはいないことを私は非常に遺憾に思う」とスピーチされています。
教授として授業も行っていましたので、三淵嘉子さんも授業は受けていたのでしょう。
そして、なんと!穂積重遠は「近代日本経済の父」と称される、渋沢栄一の初孫にあたります。
渋沢栄一の長女・穂積歌子の長男が穂積重遠。
父親の穂積陳重さんは、東京帝国大学法学部教授をしていた法学者なので、お父さんと同じ法学者となられました。
穂積重遠・「日本家庭法の父」と渋沢栄一・「近代日本経済の父」…
虎に翼の穂高重親役の小林薫さんの魅力!
女性もこれからは仕事を持ち、社会で活躍していくべきだ!と、女子教育に熱心な、穂高先生。
そんな穂高教授を俳優・小林薫さんが見事に演じられています。
小林さんといえば、大河ドラマ「晴天を衝け」で主人公・渋沢栄一のお父さん・渋沢市郎右衛門を演じられました。
ということは、今演じられている、穂高重親のひいおじいさんを自ら演じられたことになりますね。
小林薫さんのプロフィール↓↓
出身:京都府京都市山科区
生年月日:1951年9月4日 現在72歳
学歴:京都府立洛東高等学校
代表作:深夜食堂、ナニワ金融道、Dr.コトー診療所、NHK大河ドラマなど多数出演
所属事務所:状況劇場→ニコフィルム
そんな小林薫さんは、数多くのドラマや映画に出演。
代表的なものとして、「深夜食堂」や「Drコトー診療所」、「青天を衝け」など、40年以上俳優として活躍されています。
また、「美の巨人」のナレーターもされており、柔らかな語りや耳になじむ声で、思わず聞きほれてしまいますね。
どんな役にもぴったりフィットし、「カメレオン俳優」なんて評されることも…
実は2010年には、長男が誕生し、還暦でパパになりました。
とても子煩悩なのだそうですが、ジムに休まず通い、体を鍛えているというストイックな一面もあるみたいです。
還暦を過ぎた大人の渋さ、年齢を感じさせない若々しさ(*^^*)
「渋オジ」「セクシーおじさん」「理想のアラ還」etc…ファンからは理想と憧れが込められていますね!
虎に翼の穂高重親と寅子たちとの今後の関係は?
穂高先生は物語の最初から登場し、寅子が弁護士の道を歩むきっかけを作った内の一人。
寅子たちは、明律大学法学部へ編入しますが、やはりそこでも学生たちのよき師として影響を与えていくのではないでしょうか?
そして、女性も社会で活躍すべき!と熱い信念をお持ちなので、きっと寅子たちの卒業後や高等試験について、また弁護士になった後もたくさんのアドバイスや応援をいただける、「生涯の師」となっていくと思います。
なかなかこの時代、女性が働くとなると、高い壁やたくさんの困難が待ち受けていたと思います。
ましてや、女性には認められていなかった弁護士という、いばらの道を進んでいく寅子たちには、穂高先生はとても心強い支えとなります。
きっと、最後まで寅子たちを導き、応援してくれることでしょう。
虎に翼の穂高重親 まとめ
優しいまなざしで、寅子たち女子部を見守っている、穂高先生。
やっぱり、この方の存在なくして物語は成立しないと思います。
要所要所に登場してもらい、新しい道の開拓者として歩む寅子たちを引っ張っていく存在となるでしょう。
今回は、寅子の生涯の師となる、穂高先生とそれを演じている、小林薫さんについて深堀りしてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました
では、また~(^^♪
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