2024年NHK連続テレビ小説『虎に翼』。
日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。
困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。
少年犯罪の厳罰化に反対していた多岐川さんが、亡くなってしまいました。
しかし、寅子たち家庭裁判所設立メンバーは、少年たちとは「愛を持って接する」信念を貫きます。
そして、よねや轟が担当していた尊属殺人を犯した美位子の弁護を担当します。
かつて、穂高教授が少数意見を出した判決から時代は大きく変わっていますが、今回は良い方向へと進むようです。
いよいよ、最終回に近づいてきた、「虎に翼」のあらすじと感想です。
最後まで、読んでください!!
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\この記事からわかること/
★『虎に翼』 第25週サブタイトルの意味 ★『虎に翼』 第25週あらすじ・感想 ★『虎に翼』 第25週まとめ・今後の展開予想
『虎に翼』の第25週サブタイトル「女の知恵は後へまわる?」の意味は?
「女の知恵は後へまわる」(おんなのちえはあとへまわる)とは…
女の知恵は浅はか、まわりが遅く、事が過ぎたあとでよい考えが浮かぶという意味です。
「げすのあと知恵」ともいうようです。
新潟で出会った、森口美佐江そっくりの、並木美雪と出会います。
美雪は美佐江の娘でしたが、美佐江は自ら命を絶っていました。
新潟で、あと一歩のところで、美佐江を助けられなかった後悔が寅子にはあるようです。
『虎に翼』の第25週のあらすじ
【 美佐江の娘・美雪 】
法制審議会少年法部会の委員となった寅子ですが、少年法の対象年齢の引き下げに対して、慎重な姿勢を示していました。
始めから、法改正ありきで議論を進めようとする部会に、いらだちを見せる寅子。
そんな中、「佐田先生ではないですか?」と少女に呼び止められます。
かつて、新潟で非行を繰り返し、救うことができなかった美佐江の娘です。
しかし、美佐江は美雪が3歳の時に、亡くなっていました。
美雪もまた、美佐江と同様の非行を繰り返していました。
新潟での、美佐江への対応を間違ったと苦悩した寅子は、家裁変革の決意を新たにします。
【 美位子の判決 】
1970年、東京高裁は二審で、尊属殺人を犯した美位子に、懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
一審とは反対に、「尊属殺の重罰規定は合意である」との判断がされ、美位子の行動を過剰防衛とは認めませんでした。
【 香淑 】
寅子は「笹竹」で、汐見一家と会いました。
香子は、司法試験に合格し、よねたちの紹介で、原爆被害に遭った、中国や朝鮮の人たちの支援をすることになりました。
夫の汐見も、裁判官を辞めて弁護士になり、香子を手伝うことにしました。
【 少年法 】
全国で、若者たちによる事件が多発していました。
年齢を引き下げ、少年法を改正して厳罰化すべきという声が上がる中、寅子をはじめ、久藤や汐見、稲垣、小橋は、「愛を持って接するべきだ」と、法務省の役人と対峙します。
部会は、最初から少年法改正ありきで議論が進むことに、家裁側の人間は苛立ちを隠せません。
【 朋一の異動 】
航一の長男・朋一は、最高裁事務総局で熱心に働いていましたが、時間を見つけては、若手を集め、勉強会を開いていました。
しかし、朋一や仲間たちは、左遷と思える異動を命じられ、寅子は桂場に対し、怒りをあらわにします。
桂場は、政治家から「現体制変革を目指していて、作為的な行動を起こしていると聞く」と桂場に激怒をし、その噂を払拭するため、桂場が異動を命じたのでした。
翌日、寅子は桂場を訪ね、若手裁判官たちの異動について尋ねました。
「司法の独立は危機に瀕している。裁判官は孤高の存在であらなければならないのに、団結したり連携したりすることで、裁判官の公平さに難癖をつける格好の餌食となる」
と、異動の理由を語ります。
【 涼子 】
1971年、涼子は香子が弁護士になったことで「心に火がついた」と、司法試験を受ける決意をしました。
試験を受けるために、上京し星家にやってきました。
香子も梅子、そしてよねや轟も訪れ、よねは涼子のために、寝る間を惜しんで問題を作ってくれました。
「私らで絶対こいつを受からせる」と心強い言葉とともに、問題用紙を皆に配ります。
その年の冬。
涼子は無事に司法試験に合格。
しかし、涼子は司法修習を受けるつもりはなく、これから司法試験を目指す若者たちに、法律を教える場を作るという。
涼子は、小さなよねを心の中に住まわせていて、弱音を吐きそうなときは、心のよねが叱ってくれると話します。
【 航一の直訴 】
航一は、尊属事件の重罰規定について、最高裁の大法廷で判断すべきではないかと、桂場に直訴します。
桂場は、時期早尚だと一蹴します。
しかし、航一は「どんな結果になろうとも、判決文は残る。ただ何もせず人権蹂躙から目をそらすことの何が司法の独立ですか?」と、興奮しながら話し、鼻血を出し失神してしまいました。
連絡を受けて駆けつけた寅子は、桂場に膝枕をされている航一を見て驚くが、寅子は「若き判事たちに、取り返しのつかない傷を残した。彼らには、許さず恨む権利がある」「私が邪魔で面倒で距離を置きたくても、司法の独立のために、ともに最後まで戦い続けるしかないんです」と語気を強めて、言います。
そして、尊属殺人の重罰規定が違憲か合憲か、大法廷が行われることとなりました。
『虎に翼』の第25週の感想
いよいよ、残り2週となった、「虎に翼」。
学生時代から始まり、「雨だれのしずく」でしかなかった寅子たちが、中年となり社会の中枢となって、岩をも通す勢いでがんがんに戦っている様子は、朝から視聴者もスカッとします。
当時は事情があって、司法試験の受験すら叶わなかった仲間たちも、次々と自分の道を自分で探し出している。
特に、司法試験に合格はしたけど、司法修習は受けないという涼子様。
「この先、弁護士になるもならないも私の手の中にある」
いつだって、自分の人生は自分で決められるということ。
日傘すら自分で持つことのなかった、元華族のお嬢様だからこそ、自分で物事を決めて、それの責任を負うことの困難や楽しみを知ったのかも。
「私なりの股間の蹴り上げ方」最高です!
いつもクールだった航一さんが、桂場に怒って鼻血を出して倒れる、支援を受けられないでいる原爆被害者のために、戦うヒャンちゃん、原爆裁判や尊属殺人罪といった、社会を動かす裁判を戦ったよねさんと轟さん…
心にいつもよねさんを住まわせていたという涼子様。
きっとよねさんも、みんなを心に住まわせていたんだと思う。
いい仲間が、お互いに支え合っていたんですね~!
『虎に翼』の第25週の「女の知恵は後へまわる?」感想まとめ・今後は?
寅子の学生時代から始まった「虎に翼」も、残すところあと5話です。
裁判官人生も終盤になり、登場人物も歳を取ってきました。
明律大学の同窓生、猪爪家・星家の人々、司法の面々…
きっと、自分たちの思い描く人生を歩んで行っているのでは?
いよいよ、「虎に翼」も残すところ、1週となりました。
寅子は、どのような晩年を迎えるのか、楽しみですね。
今回は、「虎に翼」の第25週のあらすじと感想でした。
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これからも、アップしていきますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また~(^_-)-☆
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