『虎に翼』の第21週「貞女は二夫に見えず?」の意味・あらすじ・感想

2024年NHK連続テレビ小説『虎に翼』。

日本初の女性弁護士で、裁判官を務めた、三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリー。

困難な時代に、まだ、女性に認められていなかった、法曹界の道を切り開いていくという、リーガルエンターテイメントです。

猪爪家も、子どもたちが成長し、それぞれの道に向かって、歩み始めています。

そして、寅子も航一からプロポーズされましたが、結婚の意味を見いだせず、また、姓を変えることにも、迷いが…

それでも、航一との同居を決意した寅子は、直明に祝福をしてもらい、よね、涼子、玉、梅子、香淑、轟ら、明律大学の同窓生たち、先輩も法服姿で集まりました。

懐かしい人たちとの久々の再会があった、第21週です。

 

そんな第21週を見逃した方、もう一度おさらいしたい方、必見!!

最後まで、読んでくださいね。

 

『虎に翼』第20週から成長した優未役に新キャスト・毎田暖乃(まいたのの)登場!

 

\この記事からわかること

★『虎に翼』 第21週サブタイトルの意味
★『虎に翼』 第21週あらすじ・感想
★『虎に翼』 第21週まとめ・今後の展開予想

 

『虎に翼』の第21週サブタイトル「貞女は二夫に見えず?」の意味は?

「貞女は二夫に見えず」(ていじょはじふにまみえず)とは…

貞淑な女性は夫にみさおを立て、夫が死んでも生涯、再婚はしないということ。

二夫は、両夫(りょうふ)という場合もあるようです。

他には、「貞女は二夫を更めず(あらためず)」や、「貞婦は両夫に見えず」のようにも使うようです。

優三さんとの思い出も、たくさんあり、いまも優三さんを愛している寅子にとって、航一さんとの結婚は、大きな決断ですね。

 

『虎に翼』の第21週のあらすじ

【 結婚への迷い 】

航一は、寅子にプロポーズをし、寅子も嬉しい反面、最後の一歩が踏み出せません。

「子どもを作るわけでもない。

支え合わなくても経済的にも自立し合っている。

それぞれの家族もいる。

それなのに結婚をする意味を見いだせないというか…」

 

航一は、悩む寅子に自分が結婚を決意した理由を語りました。

理由1:新潟では、単身だったので、時間の融通がきいたが、東京に戻るとそうはいかない

理由2:婚姻することによって互いの家族を養い、財産を残すための法的な後ろ盾が生まれる。お互い 旅立った後のことを考えると安心し合うことができるのではないか

理由3:夫婦はその協議で離婚をすることができる

 

「婚姻自体が、永遠の愛を誓うわけではなく「永遠を誓わない愛」であることに気が付いたから」

その言葉に、寅子も航一との結婚を決意します。

 

【 結婚の準備 】

猪爪家では、花江たちが、直明の結婚の準備に大忙しです。

忙しい中でも、花江は、寅子が星家の嫁が務まるのか心配しています

星家でも、寅子と優未を迎える準備が進められています。

百合は、優未の部屋を用意し、寅子が星家に入り、航一さんや子どもたちの「支え」となってくれることに、期待しています。

しかし、寅子に新たな「はて?」が…

 

【 苗字 】

寅子は、航一と結婚することで「星寅子」になることを、疑問に思います。

どちらかの姓は名乗れなくなる、個人の尊厳や平等とかけ離れていないかしら?

ある夜、夢に、猪爪寅子、佐田寅子、星寅子、裁判官:寅子たちが議論を始めます。

…優三さんのことも含めて「佐田寅子」として、生きてきた自分が消えてしまう気がして。

…弁護士として、裁判官として、たくさん失敗して前に進んだ自分、その経歴が、歴史、すべてが。

…猪爪寅子だった私は?あなたの中ではすでに消えてしまったわけ?

…不思議よね、猪爪から佐田になるときは何も思わなかったのに

「星寅子」悪くないんじゃない?だって、「初代最高裁長官の息子の妻」の肩書も手にはいるのよ

寅子は、もがいている最中に目が覚めます。

 

【 轟の想い 】

轟が、弁護を引き受けた人を介し、遠藤と付き合っていることをカミングアウトしました。

寅子は、結婚を男女に限定して考えていたことに気が付きます。

二人に、「何も考えず、結婚の意味を見いだせない」と言ったことを謝ります。

轟は遠藤と結婚できないことについて、悩みを打ち明けました。

轟は「今振り返れば…」と過去の想いを打ち明けました。

子どもの頃から、やたらと男らしさにこだわっていたこと、花岡が弁護士になる夢を嬉しそうに語る顔を見たくて、弁護士になる道を選んだこと、どうせ俺のことは世の中にはわかってもらえまいと諦めていたこと…

じいさんになって、人生を振り返ったときに、俺は心から幸せだったと言いたい…

寅子は、裁判官として人として、まだ自分には見えていない事があることに気づかされました。

 

【 事実婚 】

姓を変えることに納得ができない寅子。

航一は家族に「僕が佐田姓を名乗ります」と告げます。

しかし、百合は「そんなことは絶対だめです。お父様に顔向けができません」と、声を荒げ、猛反対。

航一は、寅子が悩んでいる様子を見て、どちらかが悩み、納得がいかないのなら結婚をするのをやめましょうと提案します。

驚く寅子に航一は、「事実婚」を提案します。

「今の婚姻制度が僕たちの幸せにそぐわないのであれば、それを追い求めるのはやめます」

そして、「夫婦のようなものではあるが、皆さんと家族になって幸せを分かち合える間柄になっていきたいと思います」

と、星家のみんなの前で披露をし、お互いが考えていることをしたためた「遺言書」を取り交わし、2人が納得する「事実婚」という、夫婦の形を取りことにしました。

そして、優未の中学進学に合わせ、翌春から星家で生活することになりました。

 

『虎に翼』の第21週の感想

今週は、今までの「寅子」が出てきて、懐かしかったな~!

毎日見ていて、変わっていないようだったけど、学生時代のおさげ寅子がかわいすぎました。

納得のいかない時に、自分の想いをすぐさまぶつけているところ、それを見ていると、寅子もずいぶん大人になったな~と、親目線で見てしまいました。

そうだよね。寅子の悩むこともわかる。

今でも、大半の女性が、結婚後は夫の苗字を名乗る。

あたり前のように…

昨今、国会でも夫婦別姓のことが取りざたされるようになって、なかなか進展しないけど、これこそ寅子の言う「声を上げることが大事」ということだと思う。

 

トランスジェンダーの人たちも出てきて、それぞれの悩みを語っていた。

現代が抱えている問題を取り入れ、「はて?」としてくれる、吉田さんの脚本は、声を上げにくい人たちの一助になっている!

なんだかんだ、「事実婚」に収まり、無事に星家に入ることになったけど、きっと、そう簡単には、いかないよね。

朋一とのどかが受け入れてくれるのか、百合と寅子の嫁姑問題は起こるのか…寅子の壁はまだまだありそうな雰囲気です。

 

ここにきて、同窓会!!楽しかったな~!

ドラマの終盤まで一貫して塩対応のよねさんも、なんだかんだいって、いつも顔を出してくれる。

大学の時の法廷劇でも、勉強会をする「竹もと」にも、嫌そうな顔をしながらも、必ずいる。

結局のところ、寅子のことを尊敬しているのか、憧れているのか…離れられない関係なんだよね。

涼子さんや玉も、久保田先輩も、遠方から駆けつけてくれて、最高の「お祝い」でした!!

こんな、ステキなお祝いを企画した直明。

できた弟ですね~!!

 

 

『虎に翼』の第21週の「貞女は二夫に見えず?」感想まとめ・今後は?

来週から、星家での新たな生活が始まります。

さてさて、親子の関係、百合さんとの関係は、すんなりとはいかない感じですね。

モデルの三淵嘉子さんも、再婚して、三淵家の子どもたちとは、対立がたくさんあったようです。

しばらくは、寅子にも新たな戦いがあるかもしれません。

そして、梅子さんのあんこも、桂場さんから、合格を頂けるのでしょうか?

原爆裁判も、いよいよ始まりますね。

こちらは、重いテーマだし、知っておくべき歴史でもあるので、心してみたいと思います。

 

今回は、「虎に翼」の第21週のあらすじと感想でした

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これからも、アップしていきますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

では、また~(^_-)-☆

 

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